命を守る服−−カナダグース(CANADA GOOSE)は、まさにそんな一着と言えるでしょう。1957年、カナダのトロントの小さな倉庫でサム・ティックが創業して以来、「極寒地で耐えうる製品」を目標に掲げて親子三代にわたりダウンウエアひと筋に服づくりを続けてきました。最も高いスペックのウエアだと摂氏マイナス70度までの寒さに耐えることができ、カナダ人として初めてエベレスト登頂を果たしたローリー・スクレスレットや4度にわたり犬ぞりレースを制し、がん闘病からも生還した不屈のアスリート、ランス・マッケイも大きな信頼を置き愛用しています。
極寒の地で活躍する人々の命を守るために生まれたカナダグース。妥協のない服づくりをするために、カナダで一着一着ハンドメイドされる
日本で暮らす私たちにとっては、そのクオリティはオーバースペックかもしれません。ですが、国内でも性別や年齢を問わず多くの方がカナダグースを支持しています。その理由は何でしょうか。答えは、妥協をせずに追求する「本物のクオリティ」につきます。「着る人の命を守る」という責任を果たすために、自分たちの目の届くところで一着一着をハンドメイド。グローバルに展開しているウエア・ブランドとしては数少ない、すべてのパーカは本国だけで一貫して生産。一着のジャケットをつくるために、トレーニングを積んだ60名もの職人の手を必要としています。「メイド・イン・カナダ」は、その誇りと自信のあらわれなのです。
犬ぞりレースのチャンピオン、ランス・マッケイもカナダグースを愛用。日々の研究により、耐寒性能は進化し続けている
カナダグースが守るのは着る人の命だけではありません。環境や社会を守ることにも向き合っています。使用するダウンやファーは動物を虐待をせずに倫理的な方法で調達。また、2025年までに自社及び関連施設から排出する温室効果ガスを0にすることを目指し、それまでの間は排出削減施設等に投資しカーボンニュートラルになる事を約束しています。さらに、国内で雇用を積極的に創出し、今やカナダのアパレル産業就業者の20%がカナダグースの仲間なのです。
ロンハーマン京都店内にオープンしたショップ・イン・ショップのインテリアは、極地をイメージした白色を基調。中央に配置された8・5メートルの巨大な大理石のテーブルがアクセントに
2020年秋、カナダグースの世界を体感できるスペースが日本に新たに生まれました。ロンハーマン京都店に誕生したショップ・イン・ショップは、80坪にも及ぶぜいたくな売り場面積は世界でも指折り。店内には、大きな窓から差し込む太陽の光が白を基調としたインテリアを包み、カナダの雄大な自然のような凛とした空気が漂っています。窓の向こうには、古都ならではの落ち着いた山々の緑が遠望できます。また随所に伝統的な和の木材ケヤキをあしらい京都らしい演出も。メンズ、ウィメンズ、ユース、キッズ、ベイビーまでフルラインナップのアイテムを手に取れるのは、関西ではここだけ。生産が少なく中々手に入れることができないジャパンラインも展開します。
ケヤキやコケを使い、古都・京都らしい和の装いをインテリアに独特なハーモニーを生んでいる
オープン当日、多くのお客様が、ショップ・イン・ショップに足を運び、カナダグースのアイテムを手にしていただきました。ずっと長く着ていただくために、カナダグースは「ライフタイム・ワランティー」を掲げています。カナダでは、世代を超えて大切に愛用される方も少なくありません。親から子へ……。再び、カナダグースとともに新しいストーリーが始まります。このショップ・イン・ショップも、そんな人生の物語をつづるお手伝いができたらと考えています。
フルラインナップのアイテムがそろうのは、関西ではこのショップ・イン・ショップのみ
Journal
The Movement “Ron Herman Kyoto CANADA GOOSE shop in shop OPEN”
Ron Herman Journal
Issue 03Posted on Sep 23.2020
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Robert G Keith (HOORSENBUHS)
Issue 104Posted on Nov 29.2024上質で品のあるラグジュアリーさをまといながら、どこか刺激的で自由な雰囲気を宿すHOORSENBUHS(ホーセンブース)のジュエリー。2005年にロサンゼルスで誕生して以来、その個性的な存在感から感度の高いアーティストやミュージシャンなどのクリエイターから、厚い支持を得ています。
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extreme cashmere: Special Pop-Up Event
Issue 103Posted on Nov 01.2024「えっ!? かわいい!」。オーバーサイズにも見えるカーディガンが、一本のコードでジャストフィット。袖だけというユニークなボレロは、ベルトやスカーフそしてビスチェにも。一枚の服が着こなしによって、魔法のように姿を変えていく様子にギャラリーは、驚きの声を上げています。その輪の中心にいるのは、サスキアさんとジュールズさんです。二人はextreme cashmere(エクストリーム カシミア)のオーナーとデザイナー。
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Vintage (I’M OK)
Issue 102Posted on Oct 08.2024この10月に千駄ヶ谷店と京都店のインショップ「I’M OK」(アイムオーケー)にて「Vintage Object Pop Up Event」(ヴィンテージ・オブジェクト・ポップアップ・イベント)と題して、ヴィンテージのアイテムを集めた特別なイベントを開催。バイイングのために来日したラリーさんに、ヴィンテージの魅力、そして、今回のセレクションについてお聞きしました。
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Issue 101Posted on Sep 10.2024「こんにちは。こんばんは。ありがとうございます!」。スタッフが輪になって、おじぎをします。ロンハーマンのオープン前のいつものミーティングの光景です。ですが、今日のスタッフはいつにも増して、顔に笑みが浮かんでいます。
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