Journal

Vintage Furniture

Vintage Furniture

Ron Herman Journal

Issue 79Posted on Oct 11.2023

「ファッションとは愛にあふれ、刺激的で楽しく、自由であるべきだ」——この創業者ロン・ハーマンの思いは、私たちがもっとも大切にしている理念です。ロンハーマンが考える「ファッション」は服に限りません。リビングアイテム、フレグランス、雑貨、食……。ライフスタイルをつくり上げるすべてのパーツが「ファッション」なのです。

 

日常に「時」を超えた非日常を生み出すことができるのが、ヴィンテージ・ファニチャーの魅力

 

ファニチャーも、その一つです。日々の暮らしになくてはならないものですが、単なるツールという枠を超えて、日常に潤いを与えてくれます。空間に溶け込みながらも、そこに存在するだけで高揚感を与えてくれ、暮らしに豊かな彩りを添えてくれます。ファニチャーは一度手に入れたら、長い付き合いになります。毎日接するものだからこそ、自分だけのお気に入りを手にしたい。そのようなお客様の思いにこたえるために、私たちはロンハーマンならではの視点でセレクトをしています。

 

 アメリカを代表するファニチャー・メーカー「ハーマンミラー」から1950年にリリースされた「イームズ」の「シェルチェア」。ミニマルで洗練されたシルエットは時代を超えて愛され続けている

 

トレンドを追うのではなく、本当にいいものを……。私たちの思いをもっとも強く反映しているのが、ヴィンテージのファニチャーでしょう。時の流れに負けることなく、時とともにその輝きを増している存在。機能性が高く品質に優れているという条件を保ちつつ、時代を超えて人々を魅了するデザイン性の高さを併せ持つ。普遍的で愛される存在、それがヴィンテージ・ファニチャーなのです。ロンハーマンではファニチャーを手がけるようになってから、常にヴィンテージの逸品を選りすぐってきました。

 

インダストリアルデザインの傑作としてアートブックにも登場する「シェルチェア」。リリース当時のマテリアルには、ガラス繊維で強化されたプラスチック樹脂FRP(Fiber-Reinforced Plastics)を使用。テクスチャーが生み出す有機的な表情が人気の理由の一つ

 

ロンハーマンにとって、もっとも愛着と親しみがあるヴィンテージ・ファニチャーの一つが、「イームズ」の「シェルチェア」です。アメリカのミッドセンチュリーデザインのアイコン、チャールズ&レイ・イームズ夫妻が手がけた不朽の名作です。夫妻はファニチャーだけではなく、建築、映画、工業製品など、さまざまな世界で活躍してきましたが、すべての作品に宿っているのは、「刺激」、「自由」、そして、「楽しさ」。そう、ロン・ハーマンが抱く「ファッション」の哲学とぴたりと重なるのです。「イームズ」の象徴ともいえる「シェルチェア」は世界的にも人気が高く、クオリティの良いものを手に入れることは難しくなっています。ですが、今シーズン、ロンハーマンではお客様のリクエストにこたえるべく、カリフォルニアにて時間をかけて選りすぐり集めました。

 

ファニチャーとの付き合いは「一生」に及ぶことも。それだけにお客様へ提案するラインナップには心を尽くしてやまない

 

ヴィンテージ・ファニチャーは、世界に二つとして同じものは存在しません。そのファニチャーが身を置いてきた時間と空間が味わいを深め、個々の魅力を生み出しているのです。お気に入りのヴィンテージ・ファニチャーを手に入れることは、まさに「出会い」といってもいいでしょう。タイミングとチャンスが重り巡り合ったときのうれしさは格別です。ぜひ、ロンハーマンで素敵な出会いを楽しんでください。

 

 

 

Latest Issue

Back to Index