Journal

Truth of Blue

Truth of Blue

Ron Herman Journal

Issue 41Posted on Feb 03.2022

ロンハーマンのブランドカラーは、なぜネイビーなんですか——お客様からこのような質問をいただくことがあります。お答えをすると、多くの方が驚かれます。「いえ、ネイビーではありません。ブルー、濃いブルーなのです」


ストアのファサードやサインボード、お渡しするショッパーのデザインにあしらわれた濃い青の色彩。お客様にはすっかりロンハーマンのブランドカラーとして馴染んでいただいています。確かに、あの色は一般的にはネイビーという表現がしっくりくるでしょう。


ですが、私たちには、あくまでもブルーなのです。それはロンハーマンの本質、そして根源の一つを表しているからです。ブルーは、創業者であるロン・ハーマンにとって、かけがえのない色だからです。


 

「僕は、ここカリフォルニアで生まれ育った。日常にはいつも『ブルー』があったんだ。空も海もハイウエイを走るクルマのボディカラーさえもまぶしいブルーがいつも目に入ってきた。だから、子どものころから、僕のフェイバリットカラーはブルーなのさ。初めて買ったスニーカーも、もちろんブルー。大好きなデニムだってブルー。『なぜ』ではなく『最初からそうだった』んだ」


 

ロンにとって、ブルーは故郷のカリフォルアそのもの。そして、成長していくに連れ、そのブルーは深みを増していったのです。


「海に打ち寄せる波は白く、水は青い。でも、深く潜っていくとどんどん濃厚なブルーになっていく……。僕の哲学はいつも "Go Deeper"。何気ない些細なことでも掘り下げていくと、すごい真実に巡り合える。人生は深い。深いところに意識を向けるから、人生はおもしろい」


そう、ロンはずっと自分が純粋に好きなものを、深く追い求めて生きてきました。そしてたどり着いたのが、ロンハーマンだったのです。

 

 

ブルーという色を通して、私たちとロンは共鳴しています。例えば、2022年の春夏、ロンハーマンのウィメンズのテーマは「Conversations with Blue」。地球が「青い星」と例えられるように、ブルーは「生命の色」。春、そして夏は、海、川、空、風……さまざまな青が輝き、命が芽吹きます。ブルーと対話をするように身にまとうことで、自分だけでなく周りの人々も生き生きと元気になったら。そのような思いを込めて、ブルーにちなんだアイテムや象徴するようなプロジェクトを提案していきます。


今度、ストアにいらしたら、ぜひロンハーマンのカラーを眺めてください。ブルー、深みのあるブルーを感じていただけたら……。ロンも私たちもうれしい限りです。

 

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