Journal

Ron Herman KYOTO 10th Anniversary

Ron Herman KYOTO 10th Anniversary

Ron Herman Journal

Issue 112Posted on Aug 19.2025

歴史の舞台であり、新しいカルチャーの発信源として、伝統とモダンを調和しながら進化し続ける京都。その古都のメインストリートが河原町通です。長年にわたり地元の方々に愛され、今では国内・国外からのツーリストで昼夜にぎわいを見せています。デパートや個性的なショップが立ち並んでいますが、中でも人気なのが「京都BAL」。「上質なライフスタイルの提案」をコンセプトに、ラグジュアリーかつ洗練された衣食住のブランドをセレクトしています。「ロンハーマン京都店」は、10年前こちらにオープンしました。

 


「ロンハーマン京都店」は、「京都BAL」の最上階のワンフロアを占める。緑や噴水がアクセントとなったリラックスできる空間。「街のオアシスのよう」と、口にするお客様も

 

「うわあ、すごい!」。京都店を初めて訪れた多くのお客様が、驚きの声を上げます。ビルの最上階、エレベータのドアが開くと、太陽の光がさんさんとそそぐ庭と涼やかな噴水が、お出迎えをいたします。ストアの天井は高々として、開放的な空間が広がっています。京都店の自慢の一つは、全国のロンハーマンのストアの中でもっとも広い売り場面積。ゆったりとした店内は、ショッピングを楽しむお客様の笑い声やスタッフとの会話であふれています。今では多くのお客様に愛していただいている京都店ですが、誕生したばかりのころは、スタッフみんなで悩んだことも……。

 

10周年を迎えてスタッフの思いもさまざま。「自ら自慢できるお店だと思います。お客様も含めて、最高傑作のストアです」

 


「自分がいいと思っているものを、お客様と共有できるのが最高です。ここで働いていなかったら、かかわりを持てない年齢や職業の方ともつながることができましたから」

 

「京都という土地柄、地元の方々は自分の価値観を大切にしていて、いい意味でコンサバティブです。試されているわけではないですが、京都店はどんな店なんだろう、としっかりと見極めている感じがありました。すごく厳しい時期でした」と、オープニングスタッフのひとりは当時を振り返ります。どうすればいいのか……。お客様との目に見えない距離感を縮めるのには、スタッフひとりひとりが自問して、みんなで意見を交わしました。「ここに来たらポジティブな感情になっていただきたい」。「本当にお客様の立場になって接客をする」。「いつも刺激的で新しい発見があって、一日いても飽きないお店にしたい」。「お客様にもスタッフにも、私と出会ったこと、私と過ごす時間に意味があったな、と思っていただき、その方のその日の人生に対して何かを残せるようにしたい」。

 


高い天井と余裕のある空間が、開放的な雰囲気を生み出す。ロンハーマンの全てのセクションを展開するのは関西では京都店だけ

 

スタッフのアプローチはさまざまでしたが、目指すことはただ一つ。お客様に京都店を愛していただくこと。「3年ほど経ったころからでしょうか。お客様との距離が縮まってきたことを実感するようになりました。『ここ来たらゆったりできるわ』と、何度も足を運んでくださる顧客様が増えてきました。京都の方は一度心を打ち解ける、とてもフレンドリーでやさしいんです。すごくお客様にも恵まれているなと思います」。「私に会いに来てくれるお客様、他のスタッフに会いに来てくれるお客様。毎日、誰かに来ていただけるようになりました。それはとてもすごいことと思っています。毎日、『ハッピーだな』と感じています」。

 

「お客様に『家のクローゼットを開けたら、あなたが選んでくれた服がそろっていて、それを見るだけでテンションが上がる』と、おっしゃっていただき、やりがいになります」

 


10周年を迎えて、カフェにはスペシャルメニューが登場。「インバウンドのお客様に、日本語で『とても、おいしかったです』と手紙を残していただいた時は、感動しました」

 

さて、この夏、京都店は10周年を迎えて、11年目に向けて新たな一歩を踏み出します。「あっという間の10年でした」とスタッフは口をそろえます。みんなの願いは「これからもお客様の人生の一部になって、お客様の毎日を特別な日にしたい」ということ。これまでのお客様、そして未来のお客様へ、みんなで一緒に。「ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします!」。

 


8月22日(金)に10周年パーティを開催。「どなたでも参加できますので、ぜひ遊びにいらしてください。お客様同士のつながりが深まったら、うれしい限りです」

Latest Issue

Back to Index