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- Pierre Chapo made to order
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February.22.2023
20 世紀を代表する家具デザイナーであり、彼自身が製作をおこなう木工職人としても名を馳せたPierre Chapo(ピエール・シャポ)。
このたびロンハーマン千駄ヶ谷店と二子玉川店と六本木店にて、Pierre Chapoの特別なオーダーイベントを開催いたします。
今回のイベントでは、1960年ごろPierre Chapoによってデザインされ代表的なデザインであるS31ラウンドスツールにラウンドテーブルや、数ある作品の中でも珍しい1972 年に発表されたT22テーブルなど、他では見られないラインナップが一堂に並びます。全てオーダーが可能で、さらにその場でご購入いただけるアイテムもご用意しています。
ぜひこの機会にPierre Chapoの世界をお楽しみくださいませ。
Pierre Chapo Made to order
2023.2.25.sat - 3.24.Fri @Ron Herman Sendagaya & Futakotamagawa & Roppongi
納期:2023.12月下旬予定
- S31 Round Stool Small -
S31は、1974年にピエール・シャポがデザインしたスツールシリーズの第 2 弾として発表されました。このスツールの最大の特徴は、3本の脚が収束するように組み合わされ、小さな座面に人の体重が掛かっても、しっかりと安定するベースの構造にあります。この技術的な挑戦は、スツールの美しさを高めると共に、木工芸の技術とモダンデザインを融合させた当時としては前衛的なデザインとなりました。
- T21 SFAX Table -
1973年に、ピエール・シャポがデザインしたラウンド型のダイニングテーブルです。ねじれた構造の脚部は彼が特許を取得した、「コンバージング・ライン」と呼ばれる独自の黄金比に基づいた画期的な構造システムによって構成されています。この構造システムを用いた最初の作品 T35をベースとして 様々な形に応用したテーブルやスツールが発表されました。このT21も、その中のひとつで、当時は 無骨で多角形のデザインが多かったシャポ作品において、T21とS31のラウンドシェイプは新たなデザインの挑戦となりましたが、エルム材の温かみのある風合いと相まって、人気の作品のひとつとなりました。
- Pierre Chapo -
ピエール・シャポ(1927-1987)
フランスの家具デザイナーであり職人。ピエール・シャポはパリ国立高等美術学校で建築学を 勉強し、1958年に卒業。その後、彫刻家であり画家でもあった妻ニコールと共に、スカンジナビアとアメリカを旅しました。この旅で、アメリカ の建築家フランク・ロイド・ライトの邸宅と事務所を訪問、後のシャポのデザインと作品に多大な影響を与えました。帰国後、フランスのクラマールに自身のスタジオを設立し、妻ニコールのサポートを受けながら作品の制作を開始しました。 シャポとニコールは、パリ13区の並木道、オピタル通りに ギャラリー・シャポを開設。 現在もなお、シャポの作品は当時のアトリエにて、彼の孫を中心とした職人達が制作を続けています。