「Silver. Skate. Seventies.」
今回の展示作品は彼の最新の写真集「Silver. Skate. Seventies.」をベースに展示。
作品はスケーターにフォーカスしたものが多いですが、それだけに終始せず少年たちのふとした表情のポートレートや丘で寝そべる姿など、70年代当時の西海岸に流れていたリアルな空気感も伝わるような作品をピックアップしました。
古き良きアメリカの風景や風の温かさ、匂いすらも感じられるような彼の作品をお楽しみください。

【Hugh Holland】
1942年アメリカ生まれ。
写真への興味がわいてきたのは故郷のオクラホマ州に住んでいた60年代中ごろ20代の時だった。
大学生の時、現像所で働いていたが正式な写真教育は受けていなく独学で勉強し写真を撮り始めた。
写真を撮り始めたころから被写体は人物を好み目に映るものは何でも撮影していた。
1975年のある日の午後、ローレルキャニオンブルバードをドライブしていると、道路端の側溝に沿って滑っているスケーターに出会う。
彼はそのスケートをしている姿を見てカメラを向ける対象を見つけたと感じた。
自身はスケーターではなかったが、その美しさとかっこよさをフィルムに収めることに飽きることはなかった。
1978年ごろにはスケートシーンが商業的になり、自然にスケーターを撮影する事をやめてしまった。
彼の作品はウォールストリートジャーナル、ニューヨーカー、npr, ロサンジェルスタイムズに掲載されている。
又、ロンドン、パリ、ニューヨーク、東京、シドニー、イスタンブールなどで展覧会を行って来た。
2010年にアンモブックス出版から"ローカルズ　オンリー”を出版。
2011年にはロサンジェルスのMOCAで展示された。
2020年、彼の2番目の写真集”シルバー、スケート、セブンティーズ”がクロニクル社から出版された。

-Schedule-
9.18(Sat) - 10.31(Sun) @ @ Ron Herman FUTAKOTAMAGAWA